秋 2020年3月12日増殖する小詩集tsuzura いじわるでみにくい校庭があった こんなに晴れた子 わたしは知らないよ うしろめたいひとたちは 耳まで埋められて おばあさんの卵焼きをたべている 水飲み場にはとうとう 一本足の昆虫がたくさん集まってきた 残酷でおかしい わたしのひそひそ話をするために みにくい校庭のために