追浜車庫行き 2020年3月14日増殖する小詩集tsuzura しまわれていくために 急いで歩く 深く世界から隠された パン工場のことをしっている ひとはある朝 熱がでて甘くひろがっていく あの総合病院のさきには 二本足のバス亭があった 「きみをしまって 早くにせのバスを 出してもらえないか」 棒読みする老人 鉄のように溶けていく町