首都高の思い出

アパートのみんなは
夜になると
高速道路をつくりにでかけた

あの晩
隣部屋の兄さんは
工事中にはねられてしまった

それで今も死んだスピッツ犬のように
吠えている

道路をつくることと
夜になることは
いつからすり替わったか

うるさくて
勉強もできない

(あの犬でないものが)

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