詩誌『布団の会』





やあいらっしゃい
店のなかに布団がある
深くめざめているご主人だ
青くなっている
詩のひとたちはでもやってこない
(や、ここではなかったか)
きっとみんな
池のようなところでもうあつまっている
とおもうが
眼があかない
手足もなくなっている
布団の奥で
店だけがやや明るんでいる

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