函館の鶏 2017年5月7日巡景詩篇tsuzura この子と。わたしたちはいる。ハッピーピエロの店内で。(左右から海がやってくる。)この障害の子と。先に死んでしまう夫婦が。ものに食らいついている。わたしたちはいる。外側から。そのことを妻と眺めている。(清潔で簡単納骨墓石。)死んでばらばらにされた鶏のこと。親や子ががそうだったらどうしよう。もたられされた極楽オムライス。啄木一家もずっとそこで死んでいた。ここは寒いからな。