ずいぶんと放っておいたブログだが、なんとかまた縦書きで書きこむことができるように手直しした。日録については、ミクシィやフェイスブックに席を譲るとして、少しずつ何か書きこんでいけたら、と思う。手始めに、宣伝。 先日、製本直送ドットコムというサイトのサービスを利用して、私家版の作文集を作ってみた。いわゆるオンデマンド出版というやつ。このサイトの「発行物」の欄に案内を掲載したので、関心のある人はご覧ください。 ここに収めた作文は、詩誌『ガーネット』の「ガーネットタイム」という欄に掲載したもの。本来この欄は近況報告を書く欄なのだが、作文が苦手なので、怪しげな法螺を代わりに書いたのがきっかけである。最初はブローディガンの変な小説あたりを意識したのだが、そのうちどうでもよくなった。中学生くらいのころ好きだった志賀直哉なんかの近代文学臭がただよっている。しかし、私小説的な観点から言えば、これらはにせものである。