間宮林蔵

橋はやっぱり鉄だろ。
こまめに地域はつながれていく。
間宮林蔵の墓。
彼に向って明治の鉄橋をかけてみよう。
わたくしと妻は。
たしかめる。病気を。
死んだ間宮林蔵。
もうさむいところへは行かれないな。
こどもたちは一人ずつ瓶から出ていく。
鉄橋のほんとのきもち。
(鉄の歴史はすごく短いんだが。)

地獄

次男が、来月から。
地獄に転勤することになった。
多くのひとが死に絶え。
それでもまだ飯を食おうとしてやってくる。
そういう人口の少ないところだ。
(いや。違うから。)
地獄じゃないから。
わたしと妻はおがんでいる。
自分らはわるいことをしたとは思ってないが。
次男は、地味な地獄にいく。
しかたない。
一本道がずっと続いていて。
左右に遠く青い山がみえる。
阿鼻叫喚をつくる大きな工場もあるんだね。
(いや。違うから。)