神楽坂

つぎつぎと死んでいく。
(ようにみえる。)
用もないのに、この坂を。
逝ったり来たりしたものだが、酔狂な。
おいしいお鮨たべませんか。
坂上をはるかに飛び。
喜捨の気もちのある方だけでかまいません。
いっしょに。荒んで。
ついでに護国寺までいきましょうや。
決断するそばから、
つぎつぎと子が生まれてしまう、無人区。
うしろ向きのひと。
みんな石の顔している。
あ、といった口がかたまっているから。
一生わらえないんだよね。